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グリストラップ詰まり 作業事例 高圧洗浄

赤坂の飲食店舗にてグリストつまりを配管洗浄。つまり予防に有効な対策は?

投稿日:2018年6月19日 更新日:

グリスト含む厨房全体の排水が詰まり気味

東京都千代田区赤坂にある飲食店舗様からご相談をいただきました。

もともとは食器洗浄機の下から水漏れ(排水あふれ)の症状が出はじめ、そのあと日を追うごとにシンクやグリストラップの排水も悪くなってきたそうです。さらには客席側にあるカウンター内シンクの排水もたまにあふれてしまうとのこと。電話口でそのような内容のお話しを伺ったときに、おそらくすべての排水が合流した先で詰まりが発生しているのではないか、と推測しました。

複数箇所に詰まりや逆流の症状がある場合は、排水管の奥の方で詰まっているパターンが多いです。またそのような状態ですと厨房全体の排水管内に汚れが堆積していると考えたほうがよいでしょう。なぜかというと、排水がスムーズにいかないため、流れていくべき油脂の汚れが管の中に長くとどまり付着しやすくなるからです。

お客様と作業内容について打ち合わせし、店内全体を高圧洗浄するプランでご依頼をいただきました。今回のようなケースでは詰まっていない箇所も同様に汚れている可能性が高いので、全体の配管を清掃しておくのが最良の判断だと私も考えます。

高圧洗浄を開始

ビル2Fの店舗様でしたので、1Fに高圧洗浄機を設置し、階段経由で店内まで高圧ホースを伸ばしました。

配管の点検口があれば作業がはかどるので、厨房や客席、バックヤードなどを探しましたが残念ながら見当たりませんでした。点検口がないとなると、シンクやグリストラップから下流(下水)側へ1方向に洗浄していくしかありませんね。

今回の洗浄範囲としては、各厨房機器(シンクや食洗器、製氷機など)からの排水、そしてグリストラップから先の排水管になります。ビル2階の店舗様ですので、ビルの縦管と合流するところが最終目的地点です。

詰まっている状態からの高圧洗浄では洗浄水が逆流して床が水浸しになりやすいので、最初に電動ワイヤーである程度のつまりは解消しておくようにしました。16mほどワイヤーを通した時点で、グリストラップからのあふれはなくなりました。

さらに高圧洗浄で管内を清掃していきます。粘り気のある油脂系の汚れが付着しています。数十分かけて念入りに洗浄しました。高圧洗浄の噴射音の聞こえ方で、どのくらい汚れが落ちたかが大体わかります。水道を全開に流しても問題ない状態になりました。

メインの詰まりは除去しましたので、次は厨房全体の排水管洗浄に移ります。

厨房内のシンクまわり、食洗機や業務用冷蔵庫の排水系統、そして客席側カウンター内の各シンク、ビールサーバーの流し、製氷機の排水を高圧洗浄しました。詰まってはいませんでしたが、油脂混じりのヘドロ状の汚れが出てきました。ビールサーバーの排水系統は独特の異臭もありました。

高圧洗浄が終わったらすべての箇所から流水確認を行います。正常に流れるようになりました。

本日の作業は到着から撤収まで5時間ほどかかりました。

詰まりの原因として考えられること

こちらの店舗様が詰まってしまった理由はいくつか考えられます。

・グリストラップが小型の床置きタイプ1台しか設置されていない。

10リッターほどの小型グリストラップであるため油脂回収性能が低く、油脂分が下水方向へ流れ込みやすいといえます。また、このグリストラップを経由するのはシンク1台分の排水だけで、実質ほとんどの排水は直接下水へ流れ出ている状況です。油脂や細かいゴミが流れ出てしまうので詰まりやすいです。

・排水管の径が細い?

店舗の方によると、もともと普通のテナントだったフロアを飲食店に改装されたようです。もしかすると一般的な飲食店よりも細い排水管の構造になっているのかもしれません。飲食店であれば通常は内径8センチ以上の排水メイン管が必要です(シンクなどの枝管は除く)。ところが一般テナントの場合は内径5センチほどの細い管が使用されている場合があります。一般のテナントビルを飲食店に改装する際に、予算の関係で床下の配管は既存の細いものを流用する場合もあるようです。つまり、飲食店という業種に適していない配管構造になっていることもありえるのです。そのうえグリストラップが未設置だったりすると早い段階で詰まりが発生してしまうでしょう。このような改装店舗のつまり案件は、経験上、苦戦する割合が高いです。

日頃のつまり予防策として何が有効?

飲食店全般にいえることですが、日常のひと手間で排水つまりは抑制できます。完全になくすことができる保証はありませんが、少なくとも詰まるまでの期間を延ばすことはできるでしょう。ここでは3つの予防策をご説明します。

・営業終了時のタイミングで、シンクから45°C前後のお湯を溜め流しする。

溜め流しをすることで排水管内に付着した汚れが洗い流されます。油脂分を溶けやすくするために、水ではなくお湯を流すことがポイントです(60°C以上の熱湯は配管にダメージを与えるので逆効果です)。なぜ営業終了時のタイミングなのかというと、管内に汚れを残した状態で翌日まで放置させないためです。管内に汚れが付着したまま数時間放置すると、管内で乾燥して固まり、簡単には落ちない詰まり物質となって成長していきます。営業終了時のタイミングで溜め流しを行うことで、排水管内に汚れを残さない状態を翌日の営業開始まで維持できます。結果的に詰まりの進行を遅らせることができます。※この対策はどちらかというとグリストラップの詰まりよりもシンクなどの詰まり対策として有効な方法です。

・月に1度、パイプ洗浄剤を投入する。

パイプユニッシュ、ピーピースルーなどの市販されているアルカリ系薬剤を投入することも有効だと思われます。目安としては月に1度ほどで大丈夫でしょう。すでに排水管内が詰まる寸前にまで汚れている場合は、はがれた汚れでさらに詰まってしまう危険性があるので注意してください。詰まりを落とすというよりも詰まりを予防するためのものです。これらアルカリ性の洗剤以外に、環境にやさしいバイオ系の洗浄剤も市販されています。微生物が管内をキレイにしてくれるというものです。

・グリストラップは日常清掃をしっかり行う。

グリストラップ内に油脂汚れやヘドロ汚れが溜まっている状態では、本来の油脂回収性能が発揮できません。店舗スタッフさんによる日常清掃や、グリストラップ清掃業者による定期的な引き抜き清掃が必要です。メンテナンスがされていれば下水へ流出する油脂分を抑えられるので排水つまりも発生しにくくなります。

このような対処を日頃から行っていただければ、うまくいけば数年間はノートラブルで過ごせるかもしれません。参考にされてみてください。

 

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飲食店・厨房専門の排水管清掃業者です。 東京・千葉・埼玉・神奈川のご依頼承ります。 夜間緊急つまり修理、高圧洗浄清掃など。 飲食店の排水まわり情報サイトも運営中「厨房のお医者さん」

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