東京都多摩市の飲食店様からご依頼をいただきました。駅に隣接した商業施設内にある焼肉チェーン店様です。
店内のグリストラップ(2台)の流れがわるいようです。高圧洗浄をやってほしいとのご希望でした。
商業施設や、大きなビルの飲食店舗様の場合、高圧洗浄をお断りさせていただくこともあります。エンジンを動力とする高圧洗浄機ですと排気ガスが出るため、換気ができる屋外に洗浄機本体を設置しなければなりません。屋外の洗浄機から屋内の店舗までホースを伸ばしてくるのが現実的に難しいことがあります。
今回の店舗様については、屋外の広場に面した路面店のような形態だったため、問題なく高圧洗浄機を設置することができました。
ちなみに高圧洗浄機による作業が難しいと判断した場合は、電動ワイヤー、もしくは100Vの高圧洗浄機(洗浄力は劣るが排気が出ない)による清掃に切り替えるなどの対処をとります。
まず厨房のグリストラップの排水状況を確認します。水道を3つほど流すと水位がぐいぐい上がってきました。さっそく高圧洗浄作業を行います。
つまったり抜けたりを繰り返す状況で、しぶといつまりのようです。なにか異物が引っかかっている可能性もあるので一度電動ワイヤーを通してみることにしました。
30mを超えた地点でつまりが解消され、ワイヤーを戻してみるとビニールゴミが引っかかっていました。これがつまりの主原因だったようです。
ふたたび高圧洗浄にて清掃します。実は店舗の裏手にこの排水が合流するマンホールがあり、そちらからも作業したかったのです。しかし狭い歩道の真ん中に位置していて、そこで作業すると自転車や歩行者の通行をさまたげてしまうので断念しました。
厨房のグリストラップはつまりがなくなり正常に流れるようになりました。
もう1台の小さいグリストラップも同様に洗浄します。こちらのグリストラップは、下水管ではなく厨房の側溝に流れ出る構造でした。側溝までの約5mの間がつまっていたため、高圧洗浄し、流れは改善しました。