東京都北区赤羽にある焼きとん屋様から「厨房にある排水マス（桝）がつまっているので直してほしい」とのご依頼をいただきました。
居抜きでつい最近入居されたようなのですが、開店早々に厨房の排水マスがつまってしまい、営業に支障が出ているそうです。
なにやら数十年前の造りでグリストラップは設置されていないとのこと。古い店舗さんだとグリストラップが設置されていないこともよくあります。
厨房には排水マスだけがあり、そのマスが詰まってしまっている状況です。厨房のシンクなどの排水はすべてそのマスに流れ込むようになっていて、そこがつまってしまうと排水の逃げ場がなくなり厨房の床に排水があふれてきてしまいます。
下の写真のようにマスの中が満水状態でした。全然引いていきません。これではまともに水が使えないですね。
さっそくエンジン式の高圧洗浄機を準備して作業を開始します。
マスから下水管へ向かって高圧洗浄しつまりを除去します。
下水管との合流地点からマスとの間も排水管を高圧洗浄します。
マスのつまりはなくなり、正常に流れるようになりました。
水が引いて分かったことですがこのマスは一応トラップ構造になっていました。
右側にエルボといわれる配管部材がついていて、これがあることで表面の油脂流出をふせぐようになっています。ただグリストラップと比べると「カゴ」も「仕切り板」もないので性能としては低いです。容量も小さいですし。（もちろんないよりはあったほうがよいです）
オーナー様によると、今後営業していくにあたってグリストラップの設置を考えているということでした。
「焼きとん」という業種は油脂分の発生が多いですから、是非グリストラップは設置していただきたいですね。
