東京都千代田区飯田橋の飲食店舗様から、「お店の外にある汚水桝が詰まっている」との緊急コールがありお伺いしました。
汚水桝は主にトイレの排水の通り道となっている部分です。この桝が詰まってしまうとトイレから流された汚物やペーパーが地上に溢れてしまいます。緊急度の高い詰まりトラブルといえるでしょう。
現地に到着し桝の位置関係を調査します。この調査は重要なので時間をかけて行います。どうやら裏手にある桝から正面の桝までの間が詰まっているようです。裏手の二つの桝はあふれる寸前でした。
おおよその配管経路と詰まり地点を予測できたので、高圧洗浄機を準備し作業を開始します。
正面の桝から裏手の桝に向かって排水管を高圧洗浄をしていきます。
詰まりが抜けた瞬間はドバっと汚物が流れてきました。事前に「勾配が悪いため詰まりやすい」との情報があったのですが、確かに勾配が悪い地点で詰まっており、汚れをかき出し切るのに時間がかかりました。
大元の詰まりは除去しましたので、今度は裏手の方に高圧ホースを伸ばし、それぞれの桝から高圧洗浄を行いました。
そのあと、再度正面の桝から仕上げ清掃し完了です。
排水管の勾配が悪い部分が二箇所あり、ペーパーや汚物で詰まりやすい状態でした。実際に半年に一度くらいは詰まってしまうそうです。
勾配不良のためトイレが頻繁に詰まるケースは多いです。こればかりは清掃して完治する問題ではないので、配管の入れ替え工事を行うのが根本的な解決方法となります。しかし高額な出費になってしまうため、多くの店舗様は詰まるたびに業者を呼び詰まりを抜く、という対処をやむなくされているようです。