ご依頼の経緯
東京都渋谷区のある飲食店舗様からご依頼を頂きました。
営業を終了(閉店)することになり、それに伴いビルの大家さんから水周りの退店清掃をお願いされたとのことでした。飲食店の水周りといえば、厨房内の排水管とグリストラップがメインになります。
やまねメンテナンスはグリストラップの引き抜き清掃は対応できない(産廃免許を持っていない)ため、排水管の清掃のみを担当することになりました。
店舗専有部の排水管清掃を実施
清掃する範囲は店舗専有部になりますが、シンクなどからグリストラップにつながる排水管と、グリストラップからビルの縦管につながる部分までになります。縦管はトイレ内のパイプシャフト室にあり、グリストラップからは約5mの距離でした。
早速、高圧洗浄機を準備し作業にとりかかります。
本日は3時間ほどで全ての作業を完了しました。
居抜き物件における水周り清掃の必要性
飲食店はそれなりに入れ替わりが激しい業種だと思いますが、居抜き物件において退去もしくは入居の時に水周りがしっかり清掃されているとは限らないようです。このあたりは大家さんや不動産屋さんの考え方にもよるのかもしれません。
個人的には、閉店時(退去)のタイミングで水周り(排水管とグリストラップ)を清掃しておくのがベストだと思います。閉店して次の入居が決まるまでに期間が空いてしまうと、放置されたグリストラップからは悪臭や虫が発生しますし、排水管の中に付着した汚れが乾燥して重度のつまりとなってしまう場合があります。
実体験として、閉店して半年後の店舗の排水管清掃を行ったことがありますが、退店清掃がされないまま半年間放置されていたため、サビや油が管内で固まってしまい完全につまっていたことがありました。閉店したときは問題なく排水が流れていても、長期間放置することでつまりが発生してしまうことがあるのです。
このような理由から、店舗(特に居抜きとして再利用される飲食店)は、退店する際に排水まわりをきちんと清掃して退去するべきだと思います。