ラーメン屋さんのグリストラップ排水詰まり
千葉県東金市にあるロードサイド型のラーメン店様から緊急のつまり解消のご依頼をいただき伺いました。
到着すると厨房内がこんな状態でした。あふれた排水で水浸しです。
こちらの店舗様は厨房内と屋外に、合わせて二つのグリストラップが設置されている構造になっていました。
つまりの状況としては、厨房内グリストラップから屋外グリストラップにつながる排水管がつまってしまい、このように厨房に排水があふれているのだと思われます。
お客様は高圧洗浄による清掃を最初からご希望でしたので、さっそく高圧洗浄機の準備にとりかかりました。
排水管の高圧洗浄を実施
屋外の方のグリストラップ流入口から厨房内グリストラップに向かって排水管の高圧洗浄を行います。
作業前に流入口の写真を撮ってみたのですがこんな感じで油脂汚れが付着しています。
グリストラップ排水管の作業前状況
横浜家系のラーメン屋さんなのでこのくらいの汚れは当たり前といえば当たり前なのかもしれません。
屋外グリストラップから高圧洗浄中
配管経路の途中に点検マスが見つかったのでそちらからも作業したのですが、１５ｃｍほどの大きさの固まりが出てきました。
屋外の点検口から洗浄中
店舗スタッフさんによると数か月前に別の業者さんに高圧洗浄してもらっているそうなんですが…。
厨房内のグリストラップからも高圧洗浄
ここまで汚れを取ってもまだ厨房の水は引いていない（詰まりが取れていない）ので厨房側グリストラップからの作業に移行します。
排水口がどこにあるか判別できないので手を突っ込んで探し当てました。
１ｍほど先の地点に大きな詰まりがあったようで、高圧洗浄をすると水が引き始めました。
屋外グリストラップに向かって念入りに高圧洗浄を行っておきます。
もう排水の流れは問題ありません。
念のため管内カメラで汚れ残しがないかも点検しておきました。
配管内は新品といってもいいくらいに汚れはなくなりました。
管内カメラで点検中
洗浄後の管内状況
油汚れがびっちりだった屋外グリストラップ流入口もこのようにきれいになりました。
作業前
作業後
このあと厨房内の床清掃やら油まみれになった高圧ホースの掃除やらで、結局６時間近くの滞在時間となりました。
店舗スタッフさんは先に帰宅され、ひとりもくもくと・・・
まあここまで念入りに清掃したので、１～２年は詰まらずに持ってくれると思うんですけどねえ。
でも家系ラーメンという性質上、決して油断はできません。定期的に清掃を行ってほしいものです。
