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作業事例 厨房排水詰まり

飲食店で多発する製氷機の排水つまり。対処法を考えてみました。

投稿日:2018年5月28日 更新日:

※この記事は飲食店における業務用製氷機の排水管つまりの事例です。

製氷機の排水つまり修理のご依頼

東京都渋谷区恵比寿の飲食店様よりご依頼を頂きました。

製氷機系統の排水が詰まっているようで、床にあふれてくるそうです。

伺ったところ、製氷機の排水ホースはすでに排水管から外されており、応急処置として床排水口に排水されるようにされていました。

こちらの店舗様は、二つあるシンクの下にそれぞれ床置き型のグリストラップが設置されていましたが、製氷機の排水はグリストラップに接続されていないようです。直接下水につながっている構造ですね。

電動ワイヤー作業を開始

とりあえずつまりを取り除いてもらえれば大丈夫との事でしたので、高圧洗浄ではなく電動ワイヤーの作業を行う事にします。(高圧洗浄をすると新築時のように管内をきれいにできますが、作業内容はお客様のご判断に委ねています)

床下部分でグリストラップの排水管と合流しているはずですが、グリストラップの流れが問題ない事を考えると詰まりまでの距離は2~3m以内と推測しました。

配管が曲がりくねっているので苦戦しましたが4mまで入りました。

おそらくこれで詰まりは抜けているはず。

水道ホースをつなげて強めの水圧で5分ほど流水確認したところ、問題なく流れるように改善されていました。

製氷機の排水ホースを配水管に接続しなおし、復旧完了です。

製氷機の詰まり案件は多い

事例記事でたびたび触れていますが、飲食店において製氷機が関係する排水つまりトラブルは割と多いです。

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製氷機自体は汚れた排水を流さないのに、なぜ詰まりが発生するのか?というと、排水の水温が低いため、他のシンクなどの排水に含まれる油脂分を固形化させてしまう事が原因だと思います。

製氷機の排水管は、シンクや食洗機などの排水系統といずれは合流するように配管を組まれています。

その合流地点で、油脂を含んだ排水を冷やし固めてしまうんです。

それが日に日に肥大化していき、やがて完全に詰まらせてしまう。

おそらくそういうメカニズムだと思います。

製氷機の詰まりを無くすには?

あまりに製氷機詰まり案件が多いので、根本的な改善策は無いのだろうかと考えた事があります。

今のところ、二つの案があります。

①製氷機の排水を加熱して排水させる。

これは、製氷機本体の排水部分に加熱ヒーターの様な装置を作り、そこを通過させる事で排水温度を常温以上(30~40℃)に上げるというものです。油脂分の固形化を軽減することができるでしょう。

ただ、製氷機メーカーさんはこんな事わざわざやってくれないと思います(笑)

もうひとつの案は、

②製氷機の排水管を、単独系統としてグリストラップに間接排水させる。

グリストラップに排水することで水温の低さが中和されますし、間接排水にすれば排水管出口が詰まる事も無い。

ただ、こちらも配管屋さんはそんな事まで考えて組んでくれないと思います(笑)

以上、詰まり掃除屋の妄想でした。

つまりの予防策は?

ここで記事を終わらせるのも無責任ですので店舗の方でできる予防策を書いておきます。

製氷機本体から出ている排水ホース(蛇腹ホース)を追っていくと、ネズミ色の配管に差し込まれていると思います。

その排水ホースをいったん引っこ抜いて、配管内にお湯を多めに流し込んでください。

奥まった場所でしたら水道ホースをつなげて流してもよいですね。

お湯の温度は60度以上には上げないでください。配管が壊れます。40~50℃くらいで充分です。

週に一度でもこれをやれば詰まりが減ると思います。

ある程度の油脂汚れは洗い流してくれますので。

ただし、すでに詰まり気味の排水管にこれを行うと逆に完全に詰まらせてしまうリスクがあります。

一度高圧洗浄などを行って汚れをリセットした上で、上記の予防策をするのが効果的です。

自分たちでつまりを直せないか?

つまりの症状がすでに出ている場合に何か自分達で対処できることはないか?という質問もあると思います。

まず、ピーピースルーなどの薬品を使う方法があります。ホームセンターに行けばパイプユニッシュなども手軽に入手できます。(効き目としてはピーピースルーの方が期待できます)

それほど重度のつまりでなければこの方法も有効ですが、やはり完全に詰まらせてしまうリスクはあります。はがれた汚れでさらに詰まってしまうことがあるからです。最悪、業者を呼ぶことになる覚悟をしてから試すのが良いかもしれません。

また、ポンプ(ラバーカップや真空クリーナーなどと呼ばれる商品)やワイヤーを使う手段もあります。

それぞれ数千円で入手できるものがありますが、つまりが重度の場合は無駄な出費に終わるかもしれません。ワイヤーに関してはプロの業者が使うものは数万~数十万円しますし(それぐらいの品質のものでないと仕事で使えません)、使い方も意外にコツがいります。もちろん自分で直せればそれに越したことはありませんのでチャレンジしてみる価値はあると思います。アマゾンなどネットでたくさんの商品がありますので検索してみてください。

上級者向けとしては高圧洗浄という方法もあります。市販の高圧洗浄機でもスペックとしては決して使えないということはありません。高圧洗浄で一番肝になるのは洗浄に使う洗管ホースというものです。家庭向けに市販されている洗管ホースは、プロが使うものに比べて配管内での扱いやすさに難があります。つまりの場所まで洗管ホースが届きすらせず終了、という可能性もあります。配管内をスムーズに通過させるのにコツも必要です。また、それなりに使える装備を揃えようとすると最低4~5万円はかかるのではないでしょうか。もちろんしっかり使いこなせるようになれば、すぐに元はとれるでしょう。本気度が高い方なら長い目で見て購入を検討されても良いと思います。

やまねメンテナンスでいうと高圧洗浄機は100V式とエンジン式の2種類を持っており、現場の作業性などで使い分けます。業務用の機種なのでスペックや耐久性に優れています。洗管ホースは、素材や径が違う3種類を使い分けます。基本的には配管に優しいウレタン製をメインに使います。ノズルと言われる先端の噴射口もいくつかのパターンのものを付け替えて使用します。業者側の言い分にはなってしまいますが、「業者に頼むと高い」と言われるのはそれなりに初期投資がかかっているからです。一般の方が買えない(買う必要がない)装備を所有しているからこそプロ(業者)の存在価値があります。

自分たちでできる対処法をまとめますと、

  1. お湯を流す(50℃以下)
  2. 薬剤を流す
  3. 真空ポンプを使う
  4. ワイヤーを入れる
  5. 高圧洗浄をする

などの対処法が考えられます。お客様の予算や考え方にそって参考にしてみてください。

 

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やまねメンテナンス

飲食店・厨房専門の排水管清掃業者です。 東京・千葉・埼玉・神奈川のご依頼承ります。 夜間緊急つまり修理、高圧洗浄清掃など。 飲食店の排水まわり情報サイトも運営中「厨房のお医者さん」

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